4/24発売の池井戸潤の最新長編『俺たちの箱根駅伝 上下』(文藝春秋)
今回の舞台は「東京箱根間往復大学駅伝競走」ー通称・箱根駅伝
かつては連覇したこともある名門、明誠学院大学陸上競技部の予選会から本選までの苦悩や奮闘が描かれています
一方で、箱根駅伝の中継を担う大日テレビ・スポーツ局もとある難題を抱えており、テレビマンたちの葛藤や苦悩も描かれています

4/22発売の劉慈欣『三体Ⅱ 黒暗森林 上下』(ハヤカワ文庫)
NETFLIXでドラマ化された『三体』シリーズの第2作
中国人のエリート科学者である葉文潔が、基地にスカウトされ、そこでは秘密裏にあるプロジェクトが進められていたところから始まります
今作では、三つの太陽を持つ異星文明・三体世界が侵略艦隊を組織し、地球へと送り出してきたところからはじまります
三体艦隊の太陽系到着までの400年の間に終末決戦に破れてしまうかもしれない未曽有の危機をいかにして脱するのかという点に注目です

先週発売の東野圭吾『白鳥とコウモリ 上下』(幻冬舎文庫)
舞台は、港区海岸に止められた車から腹を刺された男性の死体が発見されたところから始まり、その後、容疑者として挙げられた倉木達郎という人物が突然、自供し始めて物語が進んでいきます